つぎはぎだらけの情報システム 9
そして、ステージ1からステージ3の段階をメインフレームを主体にした「事務合理化時代」、技術的不連続性を通過した後のステージ4からステージ6の段階を「情報戦略時代」と称して区別しました。
情報戦略時代は、まさに情報技術が戦略的に活用されるSISの時代です。
企業情報システムは、必然的にSISの方向へと進んでいくわけです。
【ステージ4・・・統合期】
初めの6段階発展説を発表した当時の79年ごろ、アメリカではデータベース関連投資が盛んに行われていました。
このため、情報関連費用は再び毎年20~30%の勢いで増え、普及期(ステージ2)と似た状況を示していました。
そして経営者もまた投資に見合う成果が現れるかどうかに関心を持ち始め、データベースに基づく全社的なシステムをどう構築するかを模索。
またパソコンなどの新たなコンピュータ資源を、全体のシステムにいかに組み込むかで悩んでいました。
そこでノーランは、情報システムがSISに発展する前段階として、これを統合期と位置づけました。
統合期では情報システムを経営のインフラストラクチュア(基盤)ととらえ、それを総合的に管理する姿勢が現れ、システムの統合が始まります。
即ち、それまでバラバラに自己増殖してきた情報システムが、新技術によって統合されてくるのです。